液晶性を活用した実用的な有機薄膜トランジスタ材料 1. はじめに 液晶相とは液体と固体の中間相であり,分子が自己組織化によりある種の凝集構造を取る物質を液晶物質と呼ぶ。通常,この液晶物質の液晶相に電圧を印加し分子配向を変え光の透過率を変化させることで液晶ディスプレーが動 […] 2019年01月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第37回 著者:東京工業大学 飯野裕明
高複屈折性材料を指向した含硫黄液晶分子の開発 1. はじめに 液晶ディスプレイ(以下,LCD)の普及に伴い,液晶という言葉が身近なものとなった。液晶は,三次元的な配向秩序により異方性を有する結晶と,配向秩序がなく流動的な等方性液体の間に発現する中間相である。異方性と […] 2018年12月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第36回 著者:豊橋技術科学大学 荒川優樹
多層膜型フォトニック結晶による分光偏光同時イメージング 1. はじめに ある物体から反射・散乱・透過する光には,その物体固有の分光および偏光成分が含まれるため,それを可視化し解析することで,人の目では判断できない様々な情報を得られる可能性がある。リモートセンシングにおいては, […] 2018年11月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第35回 著者:宇都宮大学 篠田一馬
食べられる再帰性反射材とその応用 1. はじめに 近年,映像を投影するプロジェクターは高性能化が進み,単に2次元の映像を投影する以上の様々な機能が探索されてきた。そのようなプロジェクターの新たな応用として,特にここ10年ほど注目を集めているものの一つにプ […] 2018年10月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第34回 著者:群馬大学 奥 寛雅
半導体光増幅器を用いた光アナログ-デジタル変換 1. はじめに アナログ-デジタル(A/D:Analog-to-Digital)変換は,その名の通り,アナログ信号をデジタル信号に変換する技術である。一般に自然界に存在するデータはそのほとんどがアナログ情報であり,これを […] 2018年09月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第33回 著者:電気通信大学 松浦基晴
超解像多光子顕微鏡 1. はじめに 超解像顕微鏡1〜3)や多光子顕微鏡4, 5)を含む様々な蛍光顕微鏡が開発され,生命現象解明のための重要な技術になっている。しかし,空間分解能,観察可能な深さ,時間分解能,視野の広さがトレードオフの関係にあ […] 2018年08月02日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第32回 著者:国立研究開発法人理化学研究所1,国立研究開発法人科学技術振興機構・さきがけ2 磯部圭佑1, 2,戸田圭亮1,緑川克美1
分子の自己組織化を用いた機能性色素の創製と発光性センサー材料の開発 1. はじめに 近年,エネルギー変換材料への応用を志向した機能性色素の開発が益々注目を集めており,有機エレクトロルミネッセンス発光体,色素増感太陽電池,色素レーザー,農園芸用波長変換材料,セキュリティインク,バイオイメー […] 2018年07月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第31回 著者:九州大学 小野利和
光コムを用いた精密計測と顕微イメージングへの応用 1. はじめに 光を用いた計測法は,形状計測などの産業応用,細胞や組織イメージングなどの医学・生物学応用,重力波検出などの基礎科学応用など幅広く用いられている。それらの応用に応じて様々な感度や精度での計測法の開発が試みら […] 2018年06月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第30回 著者:徳島大学 南川丈夫
白色パルス光源の強度雑音キャンセル法の開発と誘導ラマン分光イメージングへの応用 1. はじめに 試料に刺激(ポンプ)を与えて,その刺激を光(プローブ)の透過率変化で検出する方法,ポンプ・プローブ法において,光源の強度揺らぎ(強度雑音)を除去して信号雑音比(S/N)を向上させる方法を述べる。特に,白色 […] 2018年05月01日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第29回 著者:東京理科大学 瀬戸啓介
自己光混合法を用いたナノ物性測定装置 1. はじめに 近年,ナノテクノロジーを用いて創製される新材料や高機能材料は工業製品だけでなく,情報通信,医療機器等に適用されつつあり,ナノテクノロジーの需要が一層高まっている。ナノテクノロジーの研究開発には,その基盤と […] 2018年04月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第28回 著者:東京都市大学 須藤誠一 元東海大学 大塚建樹