偏光ドーナッツビームを生成するワンチップレーザ 1. はじめに 生命科学分野の発展に伴い,レーザ顕微鏡やバイオセンサ等の高分解能化や高感度化を実現するため,さまざまなアプローチで,微小な光場を形成する手法が提案されている。光の波長(λ)とレンズの開口数(NA)で決まる […] 2019年08月02日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第44回 著者:京都工芸繊維大学 北村恭子
トンボから発見された紫外線反射ワックス 1. 「トンボのめがね」が見ている世界 「とんぼのめがねは,水色めがね。青いお空をとんだから♪」 トンボの成虫は大きな複眼を持ち,基本的に視覚で相手を認識している。そのため,オスとメスで全く異なる色の種類が多く,さらには […] 2019年07月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第43回 著者:(国研)産業技術総合研究所 二橋 亮
ITOおよびIZOに代わる酸化インジウム系透明導電材料開発の試み 1. はじめに 透明導電酸化物(Transparent conductive oxide, TCO)の主な用途は,スマートフォン,カーナビあるいは銀行ATMなどで身近に見られるタッチパネルであり,その透明電極として用いら […] 2019年06月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第42回 著者:工学院大学 相川慎也
低温レーザー照射による機能性セラミックスのマイクロ配線化プロセス 1. はじめに 本稿では,レーザー直接描画によるセラミックス材料の低温マイクロ配線化技術について紹介する1)。近年,印刷によるデバイス形成技術であるプリンテッドプロセスが注目を集めている。微細加工の王道は,極めて高い加工 […] 2019年05月13日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第41回 著者:山形大学 西山宏昭
バンドギャップ(BG)制御されたグラファイト状窒化炭素の新規合成法の開拓~BG=2.7–0 eVの自在制御への挑戦~ 1. はじめに 現在,エネルギー消費は増加の一途をたどり,温室効果ガスの放出も増加している1, 2)。脱化石燃料が唱えられる中,新たなエネルギー生産サイクルの確立に向けて基礎から応用まで広く研究が進んでいる。光エネルギー […] 2019年04月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第40回 著者:山形大学 石﨑 学,栗原正人
ホログラム光学素子と信号処理を融合したイメージング技術 1. はじめに 体積ホログラムとは,三次元的な屈折率分布構造を有する弱散乱体である。角度・波長選択的な光波の記録・再生が可能であることが特徴である。光学素子としての利用も可能であり,体積ホログラムにより実現される光学素子 […] 2019年03月11日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第39回 著者:東京工業大学 中村友哉
光デバイスの超高密度実装を可能とするFGHP®テクノロジー 1. はじめに 近年,照明のLED(Light Emitting Diode)化が進み,照明分野における省エネルギー化に貢献している。その一方で,体育館などで使用される大光量照明分野については,LED照明に置き換えた結果 […] 2019年02月08日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第38回 著者:鹿児島大学 水田 敬
液晶性を活用した実用的な有機薄膜トランジスタ材料 1. はじめに 液晶相とは液体と固体の中間相であり,分子が自己組織化によりある種の凝集構造を取る物質を液晶物質と呼ぶ。通常,この液晶物質の液晶相に電圧を印加し分子配向を変え光の透過率を変化させることで液晶ディスプレーが動 […] 2019年01月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第37回 著者:東京工業大学 飯野裕明
高複屈折性材料を指向した含硫黄液晶分子の開発 1. はじめに 液晶ディスプレイ(以下,LCD)の普及に伴い,液晶という言葉が身近なものとなった。液晶は,三次元的な配向秩序により異方性を有する結晶と,配向秩序がなく流動的な等方性液体の間に発現する中間相である。異方性と […] 2018年12月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第36回 著者:豊橋技術科学大学 荒川優樹
多層膜型フォトニック結晶による分光偏光同時イメージング 1. はじめに ある物体から反射・散乱・透過する光には,その物体固有の分光および偏光成分が含まれるため,それを可視化し解析することで,人の目では判断できない様々な情報を得られる可能性がある。リモートセンシングにおいては, […] 2018年11月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第35回 著者:宇都宮大学 篠田一馬