光周波数コムを用いた物体の運動に関する超精密計測と校正法 1. はじめに 筆者は2017年より精密工学の分野で,特に物体の運動や形状に関する精密計測に関する研究を行っている。本稿では,物体の運動計測に関して,特に回転運動の計測について述べる。例えば半導体製造はいまやナノメートル […] 2024年11月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第104回 著者:東北大学 松隈 啓
こすると発光色が変わる有機結晶の合理的創製 1. はじめに サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合したSociety 5.0の未来社会実現に向けて,フィジカル空間の情報をサイバー空間に伝達するための多様なセンサーシステムを開発することが求 […] 2024年10月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第103回 著者:横浜国立大学 伊藤 傑
光ウェアラブルセンサによる局所筋血流と酸素消費の非侵襲同時計測 1. はじめに:酸素摂取と健康長寿 超高齢化社会を迎えた我が国において,健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる期間)の延長は喫緊の課題となっている。日常生活に支援が必要となる心身の衰え「フレイル」1)の […] 2024年09月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第102回 著者:明治大学 小野弓絵
関心領域のみをすばやく分子分析するラマン分光技術 1. はじめに 筆者は2005年より,光を利用するフォトニクス計測分析技術の研究開発に取り組んでいる。2015年以降は特に,体を視る/診るフォトニクス計測分析技術の研究開発に注力し,未来医療基盤の創出を目指している。その […] 2024年08月12日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第101回 著者:大阪大学 熊本康昭
熱画像解析による土壌有機物量計測技術の開発 本シリーズが第100回目を迎え,若手研究者の研究に加えて,ミニインタビューも掲載していければと思います。より充実した内容をお届けしますので,ご期待ください。 1. はじめに 土壌中に存在する土壌有機物は,植物への養分供給 […] 2024年07月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第100回 著者:大阪工業大学 加賀田翔
組織深部を可視化する腹腔鏡用近赤外分光イメージングデバイスの開発 1. はじめに 近年の急速な高齢化の進展に伴い,世界的に癌の罹患数および死亡数はともに年々増加の一途を辿っている1)。癌に対する治療において,外科的切除は根治を期待しうる重要な治療であり,今後も手術件数は増加すると予測さ […] 2024年06月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第99回 著者:(国研)産業技術総合研究所 髙松利寛
8の字型構造の活用による高効率円偏光発光を示す第3世代有機EL材料の開発 1. はじめに 有機発光ダイオード(OLED)とは電流励起による有機分子の発光を利用する素子のことである。OLEDは軽量かつフレキシブルであるとともに,優れたエネルギー変換効率で電力を光へと変換できることから身の回りに広 […] 2024年05月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第98回 著者:名古屋大学 福井識人
高出力半導体テラヘルツ信号源とその応用 1. はじめに テラヘルツ(THz)技術は20年以上継続的に開発されてきたが,依然その用途は非常に限られており,実用的へのチャレンジが続いている。ただ,第五世代移動通信システムにおけるミリ波普及の懸念はあるものの,202 […] 2024年04月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第97回 著者:東京工業大学 鈴木左文
半導体量子ドット薄膜により光増感した伝搬型表面プラズモンの高精度イメージング 1. はじめに 金属と誘電体との界面で励起される自由電子の集団振動である表面プラズモンポラリトン(SPP)は,光とプラズモンの結合量子状態であり,その界面電場増強効果をはじめとする特異的な光学機能はナノスケール光学,情報 […] 2024年03月06日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第96回 著者:大阪公立大学 渋田昌弘
大気環境情報のレーザーセンシング技術 1. はじめに 近年,全国各地で線状降水帯や台風による顕著な大雨によって,毎年のように数多くの甚大な災害が生じている。気象衛星や気象レーダー等の気象観測装置と気象数値予報モデルの高度化により,台風や前線等の日本列島スケー […] 2024年02月12日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第95回 著者:(国研)情報通信研究機構 青木 誠,岩井宏徳