レーザー加工では生産性を重視する分野が多々あります。ちょっとした装置の不具合で生産が止ってしまうと,多大な損失がでるのはいうまでもありません。
例えば,プリント基板穴あけ加工。現在はレーザーを利用した加工が主流となっていますが,発振器や装置に不具合が見当たらないのにレーザー出力が低下していまうといった問題が,過去に発生しました。
よくよく調べてみると,プリント基板製造プロセスには様々な薬品が使われますが,これらがガス化して光路内に入り込み,レーザ光に反応していたからだそうです。
これを解決するため,ケミカルフィルタの取り付けが進んだようです。今回出展するニッタは,こうしたレーザー加工用ケミカルフィルタを展示する予定です。