Stratasysの3Dプリント技術で、手術のシミュレーション向けに
実物そっくりのマルチマテリアル生体モデルを作成
マラヤ大学の生物医学技術統合センター(Centre for Biomedical and Technology Integration)と協働し、内視鏡脳神経外科手術のシミュレーションを実施
2013年11月13日 クアラルンプール マレーシア、- パーソナル用3Dプリンタ、プロトタイピング及び製造用3Dプリンタ、造形材料のメーカーであるStratasys Ltd. (NASDAQ:SSYS)の子会社Stratasys Asia Pacificは、マラヤ大学の生物医学技術統合センター(CBMTI)と協働し、3Dプリンティング技術を活用して実物そっくりのマルチマテリアル生体モデルを作成したことを発表しました。 これは、内視鏡脳神経外科手術のシミュレーションするためのもので、手術計画やトレーニングの展望を変える画期的なソリューションです。
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CBMTIは、外科医の訓練経験向上のためのトレーニングおよび研究を目的としたカスタム生体モデルの作成を専門としています。 Stratasysのマルチマテリアル3Dプリンタ 「Objet Connex500」および「Objet Eden350」を採用したことで、表面から内部に至るまで異なる材質と密度の特徴をもつ生体モデルの作成が可能となり、人体の各部を正確かつ効率的に、高い費用効果でモデル化し、リアルな生体モデルを作成しています。
その工程においては、まずCTまたはMRIスキャンデータを、各部に材料特質を割り当てた画像化データに変換します。 続いて、3Dプリンタで同データからダイレクトに空間的かつ解剖学的に精巧な身体モデルを造形します。
CBMTIでオペレーションマネジャーを務めるYuwaraj Kumar Balakrishnan氏は次のようにコメントしています。「カスタム生体モデルの作成は、従来は高価で骨の折れる工程でした。人体臓器を精巧に模倣するために、その工程は数週間に及ぶこともあり、時間を要する高価な手法であるとされていました。Stratasysの3Dプリンタは、イノベーションを促す理想的なプラットフォームです。 私たちは、頭蓋埋め込み用チタンプレートの金型成形をはじめ、実際の患者の画像化データから病状を反映した生体モデルを作成できるようになりました。 ナビゲーションおよび内視鏡脳神経外科手術のシミュレーションは、これらの3Dプリントで作成したモデルで可能な限り詳細に実施できます。 研究およびトレーニング双方の観点から見ると飛躍的な進歩です。」
CBMTIは、Stratasysの3Dプリンタを使用することで、作成能力を40パーセント引き上げました。 また、Objet Connex 3Dプリンタを使用して大学研究プロジェクトのプロトタイプの作成や生体モデルの作成も行っており、また、Eden 3Dプリンタは手術計画、特に手術中に使用する器具に特化して利用されています。 実物と違わないリアルな造形に加えて、画像化データから直接最終製品を組み立てる工程であるため、モデルの縮小版で簡易テストを行うことができ、実寸でのテストが必要ない場合には材料の節約することも可能です。
Stratasys AP アジア太平洋および日本担当ジェネラルマネージャーを務めるジョナサン・ジャグロムは、次のように述べています。 「Stratasysは、最先端技術を提供し、無限の可能性への扉を開き、産業界のイノベーションを促す手助けをすることを目指しています。 Stratasysがその役割を果たし、ヘルスケアおよび生体モデル業界を形づくり、またそれに貢献できていることを大変うれしく思います。」
Stratasys Ltd.について
Stratasys Ltd. (Nasdaq: SSYS)は、米国ミネソタ州とヨーロッパに本社を置く、プロトタイピングや製造向けの3Dプリンタおよび造形材料のメーカーです。 当社の特許取得済みのFDM(R)およびPolyJet(R)プロセスは、3D CADファイルなどの3Dコンテンツからプロトタイプや製品をダイレクトに生産します。 システムには、アイデア開発向けの手頃な価格のデスクトップ3Dプリンタ、プロトタイプ作成やDDM(ダイレクト・デジタル・マニュファクチャリング)向けのシステムが含まれています。 Stratasysの子会社には、MakerbotやSolidscape、RedEyeデジタル・マニュファクチャリング・サービスがあります。 Stratasysは世界中に1,500人以上の従業員と500件以上の取得済みまたは申請中の製造特許を有しており、その技術とリーダーシップについて20回を超える賞に輝いています。
ストラタシスについて、詳しくはhttp://www.stratasys.co.jp/またはhttp://blog.stratasys.com をご覧ください。
生物医学技術統合センター(Centre for Biomedical and Technology Integration、CBMTI)について
生物医学技術統合センター(CBMTI)は、医薬業界における3Dプリンティング技術使用の商業化及び開発を目的とし、2012年 大学のスピンオフ企業としてマラヤ大学で設立されました。 正式な設立に先立ち、チームは、手術装置の3Dプロトタイプ作成に関連するプロジェクトに参加しています。 今日、同社は術前計画向けカスタム化生体モデルの作成や手術用ガイドシステムの作成まで事業を拡張しており、直近では、脳神経外科、顎顔面、脊髄手術用の手術シミュレーター、そして手術室システム統合なども行っています。
将来予想に関する記述についての注意事項
Stratasysの信条、意図、予想に関する記述は、当社製品の開発や性能に関する記述を含めて、これに限らず、将来予想に関する記述(米連邦証券法の意味の範囲)です。こうした記述には、既知または未知を問わず、実際の結果が予想とは大きく異なる原因となり得るリスクや不確実性が含まれています。2つの会社のビジネスの統合がうまく行われないリスクや不確実性、買収によって予期せぬコストや負債が発生するリスク、合併による相乗効果が完全に実現されないリスク、実現までの時間が長くかかりすぎるリスク、合併に対する経営の集中や合併から生じる紛争によって顧客、従業員、サプライヤーとの関係の維持が困難になるリスクなどを含む数多くの要因により、実際の結果が大きく異なる場合があります。Stratasysが、将来予想に関する記述で述べた結果を実現できる能力は、3Dプリンティングの市場に浸透できる能力、現在までの四半期で経験した成長率を達成できる能力、既存および新規の消耗材料を紹介、製造、マーケティングできる能力、こうした材料の市場における認知度、競合製品やその価格の影響、新しい製品や材料の開発のタイムリー性とそうした製品や材料の市場認知度、中心的なFDMテクノロジーのDDM機能を拡張しようとしているStratasysの最近の研究開発イニシアティブの成功、StratasysのRedEye On DemandTMおよびその他の有料パーツサービスの成功などの多数の要因に依存しています。このリストは、実際の結果が異なることになる主な要因の一部を確認することだけを目的としています。こうした要因ならびにその他の該当する要因については、このプレゼンテーション、2012年12月31日までの会計年度に関するForm 20-FでのStratasys年次報告書、ならびにStratasys, Inc.がSECに提出した、Stratasys Ltd.が将来SECに提出するその他の書類で検討されています。このプレゼンテーションに含まれている将来予想に関する記述は、記述時点での内容であり、法律によって定められている場合を除いて、Stratasysは以後変化が生じてもこうした見解を更新したり、予期せぬ出来事の発生を反映させたりする義務を一切負いません。こうした将来予想に関する記述は、記述の時点以降におけるStratasysの見解を表すものとして信頼されるべきではありません。
FDM、StratasysおよびObjetは登録商標であり、PolyJet、 Connex、および熱溶融積層法(Fused Deposition Modeling)はStratasys Ltd. およびその関連子会社の商標です。