鯉のぼりと吹き流し


かつては5月近くなると大きな鯉のぼりがあちこちで見られたものですが,近頃はなかなか街中では見られなくなりました。しかし,全国各地で大量の鯉のぼりが空を泳ぐ「鯉のぼり祭り」のようなイベントも増えています(図1)。時代の流れと言うのでしょうか…。鯉のぼりの産地や観光地などの川や公園で一斉に飾られているのも壮観です。今回は,そんな鯉のぼりと吹き流しの歴史から追ってみました。

そもそも“端午”の風習は中国で始まった行事で,紀元前3世紀の楚の時代からとするなどの幾つかの説があります。ちまきを食べたり,厄病予防に菖蒲を飾ったり,菖蒲を漬け込んだ厄払いの酒を飲んだりするなど地域や時期によって様々な風習があったようです。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    同じカテゴリの連載記事

    • 無洗米とブランド米 鴫原 正義 2024年11月10日
    • 地理的表示制度(GI制度) 鴫原 正義 2024年10月10日
    • 縄文時代の発明 鴫原 正義 2024年09月10日
    • 技術の粋・近代の橋 鴫原 正義 2024年08月12日
    • 八代将軍吉宗の世界 鴫原 正義 2024年07月10日
    • テレマティクス保険 鴫原 正義 2024年06月10日
    • チャールズ・グッドイヤー 鴫原 正義 2024年05月07日
    • 特許取得ランキング 鴫原 正義 2024年04月09日