最近或る本を読んでいたら,堀田瑞松(ずいしょう:1837 -1916)と言う人の漆技術に関する話題に触れていました。幕末から明治時代に国内外で大きな功績を残しているのですが,余り知られていないのも不思議な位です。今回はそんなことから瑞松と漆の世界を追ってみました。
ウルシの木は中央アジアを原産とするウルシ科の雌雄異株の落葉高木で,6月頃に黄緑色の小さな花が咲き,秋には綺麗に紅葉します。又,その木から採った生漆(キウルシ)に着色剤・油などを加えて作った“漆”はウルシオール(urushiol)と呼ばれるフェノール性化合物を主成分とする天然樹脂塗料になります。
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