歩数計のパイオニアメーカー山佐時計計器㈱(以下,ヤマサ)が「万歩計」の登録商標を取得してから30余年が経ちます。歩数計の代名詞にもなっている「万歩計」ですが商標権はしっかり生きています。今回は,ついつい言ってしまう万歩計,否…歩数計に関する周辺を追ってみました。
15世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452−1519)が歩数計のようなスケッチを残していますがどうやら具体的な形にはしていないようです。又,初めて形にしたのはフランスの物理学者ジーン・ド・オーテフリエ(1647−1724)が1712年に作ったものとする記述もあるのですが,多くの記述ではスイスのアブラハム・ルイ・ペルレ(1729−1826)が1780年に初めて作ったとしています。因みにペルレは,ねじ巻式時計の考案者として知られる時計職人だったので,正確な歩数計だったのでしょう。
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