氷柱というのは,垂れ落ちる水が凍って棒状に伸びる氷の柱のことである。これを「つらら」とひらがなで書くと,単なる物質ではなく,妖しいきらめきと儚さなどの情緒を含んだ言葉と感じてしまう。氷柱のない地方に暮らすようになってからは,スキーに行った時や北海道に帰省した時に,軒先に連なる氷柱を見ることが,僕にとっては楽しみだ。

先日,札幌の実家に帰省した際にも,寒い夜だというのにわざわざ窓を開けて,軒からぶら下がる氷柱をじっくり観察してしまった。
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