夜中に目が覚めると,辺りは真っ暗でしんと静まり返っている。たまらなく闇が怖くなって部屋の明かりをつけようとする。僕は起き上がって手探りで電灯のスイッチの紐を探してみるのだが,なかなか見つからない。焦りが闇の恐怖を煽り立てる。ふと,それがまだ夢の中なのだということに気がつくと同時に,僕は目覚める。辺りは真っ暗でしんと静まり返っている。闇が怖くて明かりをつけようとする。電灯のスイッチはすぐに見つかり,僕はホッとして紐を引っ張る。
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