ノンイメージング光学系⑵─集光光学系─

1. はしがき

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今回は集光のための光学系を取り上げる。集光すべき光には平行光と散乱光とがあるが,散乱光の集光系では画角の広さと一定面積に入射する総光量が重要で,結像性能は問題にならない。なお,太陽の直射光などの平行光は,球面収差に留意すれば通常の結像光学系で容易に集光できる。

集光特性の把握方法として,前回と同様に以下の2とおりを用いる。
(a)光線追跡による光路図:OBJ面からIMS面までの光路で評価。集光できない光線は途中で消失する。

(b)散乱光源を利用:散乱光がIMS面で形成する像とその到達率とを調べる。

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