(評判が悪かった題名)
ずいぶん以前のことですが,「やらなきゃ良かったあのテーマ」という題名の本をだしたことがあります。この題名についてあるお客様から,「技術者のまじめな努力を茶化しているような感じがする」といったご批判を頂きました。
技術に関連した仕事をさせて頂いている身ですので,もちろん,そんなつもりはありません。この表題で言いたかったのは,やらなきゃ良かったと評価されるテーマや課題に取り組まされる技術者を少なくしたい,という思いでした。
(その頃やっていた仕事)
当時の私の仕事であった製造業関連の調査・コンサルテーションでは,異なったお客様から同じようなテーマを頂くことが結構あります。あまりに類似性が高いとお引き受けできない場合もあります。
依頼を受ける側は,お客様に対する守秘義務を負っています。以前得られた結果を新しい依頼者に漏らしてしまうと問題です。しかし,以前経験して記憶していることを積極的に忘れることもできません。
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