●光技術開発とのかかわり
光技術開発では,たとえば,従来ではハードウエアとソフトウエアを組み合わせ,高価なコンピュータシステムで,光デバイスのテストシステムや,製品製造時の制御システムを組んでいたものが,数千円の小さなコンピュータとその周辺回路で簡単で安価に作れる。
光センサの性能評価システム,入荷時の部品テストなどのシステムも,これらのボードコンピュータで組んだソフトウエアと,ボードコンピュータに接続されたインターフェイス回路で実現できるので,非常に手軽に,短時間でできることになる。
また,光センサを使った応用システムや高度な画像処理の必要なシステムなども,これらの小さく安価なボードコンピュータと専用の付属回路で作ることができる。このボードコンピュータの価格は現在,1個から数個のサンプル価格で数千円からあり,CPUの演算速度も,数年前のPCに匹敵するものもあり,スピードの上でも問題ない。
また,気になるボードの消費電力は少ないもので5W前後というものが多く,電源もスマートフォンなどで使われているmicroUSBなどのコネクタで給電することが多い。製品としての実際の実装時にはもちろん電源直付けも可能だ。
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