(情報分野の本命)
オプトエレクトロニクスは誕生した時から,エネルギー分野と情報分野に貢献することが予想され,実際,両分野で大きな成果を上げました。特に情報分野では,技術開発開始から短期間で,通信,記憶,記録,表示,計測分野で産業的な成果が得られました。
次は処理,つまり情報処理分野,つまりは光コンピュータの実用化が期待されました。画像情報処理への期待が特に大きかった一方で,一般のコンピュータでの電子を光で置き換えるという期待も持たれていました。
(基本的な問題)
「光の波長は電子より大きいからね」。光コンピュータについて「いつ頃実用化しますでしょうか」とお聞きした時の専門家からのご返事でした。オプトエレクトロニクス全般に多くの可能性を主張される方でしたが,光コンピュータについては否定的なご意見でした。
そんな発言を思い出したのは,最近,光量子コンピュータの話題を見聞きするようになったためです。光量子コンピュータについてのお考えを,改めてお伺いしたい気がします。絶対実用化するといえるわけではありませんが,可能性は強まっています。
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