オプトロニクスの遺伝子

(よく使われる専門用語)

正式な科学用語でも,一般的な会話でよく使われる例があります。ブラックホールなどと並んで代表格なのが遺伝子ではないでしょうか。「この経営理念を遺伝子として…」とか「創業者の想いが遺伝子となって…」とか耳にすることがあります。

「遺伝子」は専門用語です。それが,「生物は,遺伝子の乗り物である」という,逆転の発想というか遺伝子至上主義のような生物学者の発言があり,これが論争を引きおこし,以降「遺伝子」は,日常的な会話でも広く使われるようになった気がしています。

(技術のモデルとしての遺伝子)

上記で,「遺伝子」を「技術」に変えてもじりますと,「製品は技術の乗り物である」になります。もちろんそんなことはありません。大事なのは製品として実現される機能です。しかし,遺伝子を技術に読み替えた一つのモデルにはなります。「技術子」モデルです。

たとえ話です。米国に出現したテレビの技術子(遺伝子)は,日本で液晶の技術子と結合して液晶テレビを実現し,有機ELテレビの祖先になったという解釈です。一方米国では,テレビの技術子は有線通信の技術子と結合してCATVとなったというわけです。

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