東ソーは、化学発光酵素免疫測定法を用いる全自動免疫測定装置「AIA-CL600」を開発し、2026年10月8日から国内販売を開始した(ニュースリリース)。同社が展開するAIA-CLシリーズの中型機に位置付けられ、準大型機と小型機の間にある臨床検査現場のニーズに対応する。

化学発光酵素免疫測定法は、抗原抗体反応を利用して、血液などの検体に含まれる微量成分を測定する方法の一つ。東ソーはこれまで、大型機「AIA-CL2400」、準大型機「AIA-CL1200」、小型機「AIA-CL300」を販売しており、今回、中型機のAIA-CL600を追加することで、大型から小型まで4種類のラインアップをそろえた。測定目的や検査室の規模、設置環境などに応じた装置選択が可能になるとしている。
AIA-CL600は、大型機や準大型機が備える機能を維持しながら装置を小型化した。外形寸法は幅940×奥行き735×高さ1,420mm、重量は252kg。処理能力は最大60テスト/時間で、最大12項目を同時に測定でき、最大20検体を架設できる。結果報告までの時間は約15分で、一部の項目では約25分としている。
また、国内で使用されるAIA-CLシリーズ専用試薬63項目すべてに対応し、既存のAIA-CL3機種とのデータ互換性も備える。既存シリーズを使用している検査施設でも、検査件数や設置スペースなどに応じて導入しやすい構成とした。
東ソーは今回の中型機投入によって製品ラインアップを拡充し、多様化する臨床検査現場のニーズへの対応を図るとしている。





