大興製作所は,現在展開している「D-TERASU」のSPOT光源(高出力UV-LED照射モジュール)の取り扱い波長について,これまでの8波長から14波長に拡充することを発表した(ニュースリリース)。6月3日以降受注を開始し,順次納入を行なう。
背景として,これまで310~365nmの間は取り扱い波長が少なく,ラインナップの拡充については高照度化も併せて要望の声を多く寄せられていたという。これらの要望に対して,同社では水銀ランプの輝線に近い領域を中心に波長を追加することとなった。
同社は深紫外線領域を中心としたLEDによるSPOT光源を現在8波長(265~405nm)展開しているが,新たに6波長(285nm,313nm,330nm,335nm,345nm,395nm)を追加するという。また,併せて280nm,310nm,325nm,340nmの放射照度について更新するとしている。
これにより,先日展開したFar UVC-LEDも合わせると,16波長(235nm~405nm)となり,波長選択の幅が拡がることで,環境負荷の高い光源からの置き換えがしやすくなり,研究開発など幅広い利用シーンが期待されるとしている。