光技術展示会「OPIE’24」展示会場で,駿河精機【レーザーEXPO No.A-26】は精密さを求める部品やデバイスの検査・角度測定が可能なレーザーオートコリメーター「Smart LAC H410シリーズ」を展示する。
レーザービームが集光レンズに入射すると,その入射角度に応じて焦点面上のビームスポット位置の情報に変換される。この原理から、測定対象物へレーザービームを照射し、その反射光をイメージセンサ上に集光させることで、測定対象物の角度を算出する。
今回の製品では,非接触で角度測定が可能となり,測定物に損傷を与えず,300mmまでの距離であれば離れていても測定ができる。また,作動距離によらず測定できるので測定物の位置がずれても大丈夫だという。
内蔵光源は,赤(655nm),青(450nm),緑(520nm),赤外(852nm)に対応している。外部光源を入射し光軸傾きを測定もすることも可能。
特定波長のコート付き素子も測定できるほか,ビーム分岐アダプタを活用して,2つ以上の対象物を比較測定ができるので,異なる複数面同士の平行度を測ったり,また,マルチスポット測定での相対角度差を表示できたりするとしている。