大興製作所は,それぞれ255nmと235nm にピークをもつ2種類の「Far UVC LED 照射モジュール」を開発した(ニュースリリース)。2023年11月中旬より販売を開始する。
昨今,環境問題がさかんにうたわれる中,紫外線を発光する光源については,環境負荷の高い水銀ランプなどが用いられてきた。
また,エネルギーコストの高騰により,省エネルギー化と環境負荷の低減を同時に実現することが課題となっている。
このような社会の流れを背景に同社では,環境負荷が極めて少ない2種類の紫外線照射モジュールを開発した。この紫外線照射モジュールは光源にLEDを用いており,その特長である環境負荷の低減に加えて,省スペース化を実現している。
さらに,同社にて設計・製造した光学素子を用いることで,LED単体と比較して約3倍の高照度化についても実現したという。
主な仕様は以下の通り。
型 番 | DSL-235S | DSL-255S |
---|---|---|
波 長 | 235nm | 255nm |
配光角[FWHM] | 10deg | |
放射照度(mW/cm2) | 0.2mW/cm2 | 0.7mW/cm2 |
照射距離 [W.D] | 30mm | |
電流値 [If] | 20mA | |
外形寸法 | φ30×66 mm | |
重 量 | 90 g |