ams OSRAMは,「OSTAR Projection Power」製品ファミリーに4つの新しいLEDが加わると発表した(ニュースリリース)。
これらの新しいLEDは,0.33” DMD(Digital Micromirror Device)イメージャをベースとした投影機器で卓越した光学性能を実現するというもの。
新製品の「LE xx P1MS/AS LED」は,0.33” DMDイメージャに非常に最適なエタンデュを備えている。これらのLEDは,ブルー,アンバー,ディープブルー,コンバーテッドグリーンの4色がある。
一般的な4チャンネル構成で使用した場合,これらの製品はプロジェクターレベルで880 lmの出力を生み出す。同社の社内テストによると,この数値はこれに次ぐ性能を持つ他社の同等LED製品よりも,約5%高輝度化されているという。
この製品は,フットプリントがわずか6.8mmx7.6mmのコンパクトなパッケージで提供されている。このパッケージは絶縁はんだパッド付き銅メタルコアサブストレートを備えているため,熱設計が容易となり,放熱部品のコストを削減できるとしている。
熱性能は,非常に高い電流密度と輝度もサポートしている。ブルー,ディープブルー,コンバーテッドグリーンは6.6A/mm2,アンバーは4.5A/mm2となっている。
また,マルチチップ構成となっており,サブストレートにベアチップが2個,直列で実装されているという。そのため,順電流が低減されるため,よりシンプルな低コストのLEDドライバの使用が可能となる。
この製品は,プロジェクターだけでなく,内視鏡,3Dスキャナー,マシンビジョン機器など,その他の用途にも理想的だという。また現在すでに量産を開始しているという。