米オンセミは,「Hyperlux」イメージセンサ・ファミリがルネサス エレクトロニクスの「R-Car V4x」プラットフォームに搭載されたと発表した(ニュースリリース)。
これにより,半自動走行車のビジョンシステムを強化し,最終的に安全性を向上させることができるとする。
「Hyperlux」イメージセンサは,2.1µmピクセルサイズ,150dBの超ハイダイナミックレンジ(HDR),車載用全温度範囲でのLEDフリッカ軽減(LFM)など,車載アプリケーションで必要とされる重要な要素を備えるという。
このセンサとルネサスの「R-Car」(車載情報システムSoC )の柔軟なソフトウェアプラットフォームを組み合わせることで,OEMやTier 1サプライヤーは,ADASやレベル3までの自動運転を含め,車載アプリケーションに対応する最新の車載コンピューティングを装備することができるとしている。
両社の製品は,長年にわたって製品の世代を超えて車載用アプリケーションに採用されており,今回の最新の協業は,両社の強力な製品ポートフォリオに基づくもの。
現在,数百万台の車両が,フロントカメラ,サラウンドビュー,ドライバー・モニタリング・システム(DMS)などのアプリケーションで,「R-Car」Gen2またはGen3とオンセミのイメージセンサを組み合わせて使用しているという。