独PRIMESは,同社の「スキャンフィールドモニタ」(SFM)が,International Laser Technology Congress(AKL’22)において,Innovation Award Laser technologyを受賞したと発表した(ニュースリリース)。
AKLは,Fraunhofer Institute for Laser Technology ILTが主催するヨーロッパにおける主要な技術フォーラムで,レーザー技術の現状と展望について,ユーザー,メーカー,開発者が意見交換する場となっている。
Innovation Award Laser technologyは2年に1度,レーザー技術の革新を先導したレーザーメーカーやユーザー,研究開発者に贈られる。前回はコロナにより表彰が見送られたが,今回は2020年の受賞者である独TRUMPFと共に5月4日,アーヘン市庁舎の戴冠式ホールで表彰式が行なわれた。
受賞した「SFM」は,金属 3Dプリンタ(AM)に対応した計測システム。 表面均一性,ピンクッション歪み,スキャンスピード,スキャン位置精度,ビーム径,フォーカスシフトなど,3D造形前の動作確認に不可欠なすべてのパラメータを1台で,3秒程度で計測できるとしている。