北陽電機は,高速・長距離を実現した光データ伝送装置の新製品「DWFシリーズ」の発売を発表した(ニュースリリース)。
昨今のECサイトの増加に伴い,物流業界の市場は拡大し,立体倉庫などの規模は従来に比べ大きくなり自動化も進んでいる。
同社では,従来から光データ伝送装置を物流業界に投入していたが,倉庫の拡充に伴った長距離タイプの要望に応えるため,今回発売するシリーズでは従来機種の伝送距離100mから200mへの長距離化を実現したとしている。
このシリーズは,100Mb/sイーサネット通信を光に変換し空間伝送することで移動体との無線通信が可能。伝送距離は200mと従来に比べ2倍に伸び,大型の立体倉庫や液晶搬送といった物流搬送装置にも適しているという。
また,可視レーザー光による光軸調整機構をオプションで用意したことで設置時の光軸調整作業を容易にできる仕組みを実現。このシリーズは2022年春からの出荷開始を予定しているという。