富士フイルムは3月31日,日立製作所の画像診断関連事業の買収手続きを完了したと発表した(ニュースリリース)。
これにより日立製作所が対象事業の承継のために設立した「富士フイルムヘルスケア」は,富士フイルムの100%子会社として新たにスタートする。
近年,医療現場では,さまざまな製品を組み合わせた病院経営へ直結する提案が求められている。今回の買収により,富士フイルムグループは,CTやMRI,X線診断装置,超音波診断装置,内視鏡,体外診断システム,そしてPACSなどの幅広い製品ラインアップを有することとなり,医療現場のニーズに対してワンストップでのトータルソリューションを提供することが可能になったとする。
さらに今後は,富士フイルムの画像処理技術・AI技術をこれらの製品と組み合わせ,医療ITを核とした,より付加価値の高いソリューションを実現し,グローバルに提供していくとしている。