NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は,2019年5月から国内独占販売を行なっている米Wave2Wave Solution Corporation製の光配線切替ロボット「ROME」(Robotic Optical Management Engine)シリーズのラインナップを拡充し,中小規模ネットワーク環境向け小型版装置「ROME mini」の販売を開始した(ニュースリリース)。価格はオープン。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,企業活動においてもテレワークの普及等,移動頻度を極力抑制する業務形態が浸透していく中で,データセンターやネットワーク開発ラボなどのネットワーク環境における物理配線接続作業においても,遠隔作業を可能とする光配線切替ロボットの注目度が高まっているという。
このシリーズは,人手で行なっていた装置間の光ケーブル配線切替をロボットにより実現することで,リモートでの物理配線接続を可能とするとともに,配線作業の効率化,ヒューマンエラーの回避,セキュリティ性の向上,配線管理の省力化を実現するとしている。
「ROME mini」は,中小規模ネットワーク環境向けに,小型化,コンパクト化,軽量化,低価格化を実現した製品であり,96芯×96芯のクロスコネクト容量を有している。配線接続を行なう本体部,光の入出力を行なうパッチパネル部,および制御機能部(LCU:Logical Control Unit)を一体化したコンパクトな構造で,シリーズ主力製品である「ROME500」に対して約1/3のサイズであり,より効率的なスペース活用が可能となるという。
この製品のサイズは以下のとおり。
・筐体サイズ:482(W)×311(H)×508(D)mm
・搭載時奥行:508mm
・重量:36kg