科学技術振興機構(JST)は,国際科学技術共同研究推進事業 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)「日本-ドイツ国際産学連携共同研究」(オプティクス・フォトニクス)において,新規課題の採択を決定した(ニュースリリース)。
SICORPは,省庁間の調整に基づき,文部科学省が特に重要なものとして設定した協力国・地域および分野において,相手側のファンディングエージェンシーと共同で研究提案の公募を行ない,採択された国際共同研究課題に対して研究費を支援するもの。
「日本-ドイツ国際産学連携共同研究」では,ドイツ連邦教育研究省(BMBF)と共同で,「オプティクス・フォトニクス」分野の二国間共同研究課題の募集を行なった。今回の募集には24件の応募があり,両国の専門家の評価,JSTとBMBFとの協議により選定された3件の採択を決定した。
採択された3件の課題名は以下の通り。
(1)小型全有機近赤外 発光・分光センサシステムの開発(日本側学:山形大学,日本側産:伊藤電子工業)
(2)プラズモニック金属ナノ構造を用いた高感度・高機能性SERS/LSPRバイオセンサーの開発(日本側学:産総研・阪大,日本側産:古野電気)
(3)高輝度EUV放射のための中赤外および近赤外レーザーオプティクス(日本側学:東京大学,日本側産:東海光学)
なお,研究実施期間は3年間を予定している。