独Baslerは,オランダNXPセミコンダクターズ製アプリケーションプロセッサー「i.MX 8M Plus」対応のカメラモジュールを発表した(ニュースリリース)。
「i.MX 8M Plus」には,リアルタイムな処理で鮮明な画像を生み出すカメラ用デュアルISP(画像信号プロセッサー)や,最大2.3TOPSの高速機械学習が可能なニューラルネットワークアクセラレーターが搭載されており,この新型カメラモジュールと組み合わせることで,インテリジェントな機械学習に対応したビジョンシステムを構築できるという。
さらに,今回のリリースに合わせて「i.MX 8M Plus」に対応した2種類のアドオンカメラキットも追加。必要なハードウェアやドライバーがすべてセットになっており,プログラミングを行なうことなく,Basler dart MIPI対応BCON搭載モデルと「i.MX 8M Plus」を簡単に運用できるという。カメラモジュールの解像度については,8MPまたは5MPを選択可能だとしている。
同社のビジョン技術とNXPセミコンダクターズのプロセッサー技術を融合させることで,AI用途に適したエンベデッドビジョンシステムが構築可能となる。同社では,ISP,機械学習向けアクセラレーターをはじめ,「i.MX 8M Plus」のさまざまなプロセッサーモジュールを有効活用することで,高い付加価値を実現していくという。