シャープは,米マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト,MS)が定めるビジネス用途向けInteractive Whiteboard(電子黒板)の規格「Windows collaboration display」の認証を,業界で初めて取得した70V型4Kタッチディスプレー「PN-CD701」の日本での販売を2020年3月より開始する(ニュースリリース)。オープン価格。
この製品は,「Windows 10」搭載パソコンと接続することで,マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365」と簡単に連携でき,「Microsoft Whiteboard」などの多彩なアプリケーションも大画面で活用できる。また,カメラやマイクを標準搭載しているので,「Microsoft Teams」を使ってすぐにテレビ会議を始めることも可能となる。
さらに,大画面70V型の高精細4K液晶パネルを搭載し,図表やデザイン画などの微細な文字や線を鮮明に表示するほか,静電容量方式のタッチパネルにより,滑らかで快適なタッチ操作を実現した。
またペンデジタイザー入力に対応しており,「Windows 10」搭載パソコンとの接続時には,ペンによるタッチか指によるタッチかを自動的に判別するので,入力モード切り替えの手間がなく,スムーズな操作が可能となる。
そして液晶パネルと保護ガラスの間に空気層がない「ダイレクトボンディング構造」により,ペン先と液晶画面の視差によるタッチ位置のズレを抑えた自然な書き心地を実現した。
製品の液晶パネルの主な仕様は以下の通り。
画面サイズ:70V型ワイド(対角176cm)UV2A搭載液晶
バックライト:LED(エッジ型)
最大解像度:水平3,840×垂直2,160ドット
最大表示色:約10.6億色
最大輝度:350cd/m2
コントラスト比:4,000:1
表示画面サイズ:横1,538.9×縦865.6mm
同社はこの製品により,ビジネスの現場におけるコミュニケーションを円滑化し,生産性の向上やコラボレーションの促進に貢献するとしている。