amsジャパンは,「NanoVision」および「NanoBerry」評価キットを発表した(ニュースリリースのDL)。
同社の「NanEyeC」は,極小の1mm×1mmサイズの表面実装モジュールとして提供されるフル機能搭載のイメージセンサー。今回発表された評価キットは,「NanEyeC」の開発を行なうプラットフォームとして機能するというもの。
「NanoVision」評価キットは,Arduino開発プラットフォームがベース。センサのシングルエンドインターフェースモード(SEIM)出力をArm® Cortex®-M7マイクロコントローラーへ接続するために必要なドライバーすべてを搭載しているという。また,色再現やホワイトポイントバランスなどの画像処理機能にも対応。開発者は使い慣れたArduinoハードウェア開発環境内で,存在検知などの低フレームレートアプリケーションをより短期間で開発できるようになるとしている。
「NanoBerry」評価キットは,Raspberry Piポートに「NanEyeC」のアドオンボードを使用する。また,Raspberry Piホストプロセッサーに接続するためのファームウェアを搭載。「NanoBerry」を使用すれば,高性能のArmCortex-A53ベースプロセッサーを活用し,OpenCVライブラリを通じて提供される物体検出,物体追跡,コンピュータービジョン機能といった,より高度な操作を実現できるという。