光学製品設計ソフトウェア企業の米Zemax, LLC(Zemax)は,S. Subbiah氏をCEO (最高経営責任者) に任命したことを発表した(会社HP)。
同氏は2019年4月にZemaxに入社して以来,CPO(最高製品責任者)として新製品の導入に向けた製品ポートフォリオを拡大する一方,主力製品である「OpticStudio」の発展に尽力してきたという。
この役職での短期間において,ユーザーのニーズに耳を傾け,それに応え,製品開発プロセスを改善してきた。加えて,会社の認知度ならびに市場シェアの向上に積極的に取り組んできた。
また,ソフトウェア開発において29年以上の経験があり,Zemaxに入社する前は,米ANSYSにて副社長を務め,企業の製品戦略や,北米セールスおよびカスタマーサービスを率いていた。
さらに,米Fluentの初期メンバーとして,同社が数値流体力学ソフトウェアの分野を率いる世界的なリーダーシップを確立するのに貢献したという。
同氏は,インド工科大学で科学技術工学の学士号を,ペンシルバニア大学で機械工学のMSEを,デラウェア大学で機械工学の博士号を取得している。