FASE,手術向け裸眼4K3Dモニターを開発


FAシステムエンジニアリング(FASE)は,手術映像を表示する「32型裸眼(メガネなし)4K3Dモニター」の販売を開始した(ニュースリリース)。価格はオープン。

従来の医療手術現場では3Dメガネをかけて手術するのが当たり前とされており,メガネを掛けることの煩わしさがあった。そのため,医療現場からはメガネを掛けない3Dモニターが強く要求されていたという。

同社は約10年前から医療用向けの裸眼3Dモニターの開発をしてきた。裸眼3Dモニターはサイズが大きくなるほど,リアルタイム表示が難しいと言われているが,今回4K32型のレンチキュラー方式裸眼モニターでリアルタイム3D表示する製品の開発に成功した。

主な特長は以下の通り。
・腹腔鏡,内視鏡,顕微鏡,ファイバー内視鏡の2D映像を,2D3Dコンバータを利用することでリアルタイムに表示
・ステレオカメラカメラ2台の同期映像をリアルタイムに3D表示
・Blu-Rayプレイヤー等の3Dコンテンツ映像を3D表示
・3DFHD手術コンテンツ集の手術映像を3D表示

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