amsジャパンは,高性能CMOS画像センサーを扱う中国のSmartSens Technology Co.Ltd.(SmartSens)と,画像センサーの分野で提携する正式な同意書に署名したことを2019年7月18日発表した(ニュースリリース)。
この提携は,amsが持つ3つの3D技術であるアクティブステレオビジョン(ASV),飛行時間(ToF),ストラクチャードライト(SL)の全ポートフォリオ拡大へ向けた戦略的アプローチを補完するもので,これまで以上に差別化された新製品群を市場へ投入する時間を短縮するという。
今後予想されるモバイルデバイスの3Dセンシングソリューションの需要の高まりに応えるため,今回の提携ではまず,顔認識用の3D近距離赤外線(NIR)センサーと,NIRレンジ(2Dおよび3D)において高い量子効率(QE)を必要とするアプリケーションに注力する。
両社は3D ASVリファレンスデザインの開発における提携を通して,940nmで最大40%を誇る最先端のQEを備えた1.3MPスタックドBSIグローバルシャッター画像センサーの将来的な発表計画をサポートするとしている。
SmartSensは2011年に創立。高性能CMOS画像処理システムを扱う。同社の製品は車載画像処理,マシンビジョン,消費者向け電化製品(スポーツカメラ,ドローン,ロボット掃除機,スマートホームカメラなど)の分野で使用されている。電圧領域アーキテクチャとスタックBSIプロセスに基づくグローバルシャッターCISセンサーを業界で初めて導入した。