三菱ガス化学は,複数の事業部にまたがっていた光学材料製品を集約し,光の制御というソリューションに立脚した事業展開を進めるため,2019年4月1日付で同社機能化学品カンパニー内に「光学材料事業部」を新設した(ニュースリリース)。
同社は,スマートフォン等のカメラレンズに使用される特殊ポリカーボネート樹脂 「ユピゼータ」や,世界最高レベルの屈折率を有するプラスチックレンズ材料をはじめとする多くの光学材料製品を展開している。
近年,情報デバイスにおける高性能カメラの搭載,車載カメラのセンシング用途への拡大など,光学関連市場は広がりを見せており,今後も更なる伸長が期待される中,同社は光学材料事業を成長分野と位置付け,強化していく方針という。
光学材料事業部に移管する製品群は以下の通り。
1)特殊ポリカーボネート樹脂 「ユピゼータ」(合成樹脂事業部)
2)プラスチックレンズモノマー(無機化学品事業部)
3)アクリル系樹脂 「Optimas」(有機化学品事業部)
4)アダマンタン誘導体 (機能化学品カンパニー企画開発部)
5)光学用硬化性樹脂組成物 「ルミプラス」(機能化学品カンパニー企画開発部)