マクセルは,新開発のレーザー光源液晶プロジェクター4機種を,2019年6月から発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
学校や企業において,長時間の連続投写やメンテナンス負荷軽減のニーズが高まっており,長寿命なレーザー素子を使った固体光源のプロジェクターの需要が増えている。
今回,同社が発売するのは,明るさが6,000 lmで解像度がWUXGAの「MP-WU5603J」,WXGAの「MP-WX5603J」,明るさが5,000 lmで解像度がWUXGAの「MP-WU5503J」,WXGAの「MP-WX5503J」の4機種。
レーザー光源と3LCD方式を組み合わせ,新開発の光学エンジンを搭載し,高効率に高輝度映像を投写する。光源や蛍光体ホイールを密閉化することで,ほこりによる輝度低下や故障のリスクを低減し,長時間にわたり明るく鮮明な映像を投写することができる。
光源寿命はノーマルモードで約20,000時間,ロングライフモードでは約50,000時間の長寿命化を実現した。また,本体内部へのごみやほこりの侵入を抑制するために2つの異なるフィルター層からなるハイブリッドフィルターを採用しているため,清掃間隔が約20,000時間となり,メンテナンスの負荷を軽減している。
そのほか,高倍率ズームレンズや画面位置を上下左右に移動できるレンズシフト機能(手動)を搭載し,全方位360度投写に対応することで柔軟な設置が可能。また,画質と視認性を向上する独自の映像処理技術「ACCENTUALIZER(アクセンチュアライザー)」および「HDCR(High Dynamic Contrast Range)」の搭載や,LANケーブル1本で約100mの伝送が可能なHDBaseTTMとHDMI(2系統)のデジタル入力端子を装備することで,さまざまなコンテンツをよりリアルに再現するという。
さらに,PCやスマート端末からブラウザーソフトを使ってプロジェクターの状態監視や管理・制御を容易に行なえるWebコントロール機能も備えている。このほか同社は,付属の電子ペンを使って投写画面に直接描画ができる電子黒板機能付き超短投写プロジェクター「MC-TW3506J」,レーザー光源を使用した高輝度10,000 ㏐のDLP®プロジェクター「MP-WU9101BJ」など12機種を4月以降,順次発売するとしている。