フジクラ,超多心光ケーブル向けクロージャを発売

フジクラは,超多心光ケーブル向けクロージャの販売を開始した(ニュースリリース)。

収容可能な最大光ファイバ心数は3,456心と超多心でありながら,光ファイバ収容トレーのサイズやクロージャ内の配線ルートを工夫することにより可能な限り小型にした製品で,超多心光ケーブル向けにはインライン型(直接接続)・ポット型の2タイプをラインナップとして揃えている。狭いマンホール内の設置や海外ではよく目にする電柱への据え付けなど配線環境に合わせた設置が可能だという。

近年,データセンタの増設に伴い,超多心光ケーブルの布設が活況となっている。同社でも,3,456心や6,912心「Wrapping Tube Cable®」(WTC®)といった超多心光ケーブルをリリースしている。光ケーブルの多心化が進む中,超多心光ケーブルを布設,接続,分岐するため,超多心光ケーブル用クロージャは必要不可欠となっている。

同社では3,456心に留まらず,さらに多心の6,912心向けクロージャも開発中だとする。200μm素線による12心間欠固定型光ファイバリボン「Spider Web Ribbon®」(SWR®)を前提に,3,456心クロージャと同等サイズで6,912心の光ファイバを収容するため,多心専用細径融着補強材の採用,新コンセプトのファイバ保護チューブなどの開発を進めているという。

その他関連ニュース

  • NICT,光源一つで大容量コヒーレント光通信に成功 2024年07月24日
  • 九大,Beyond5Gに向けた超高速光データ伝送を加速 2024年07月17日
  • 古河電工,超低消費電力ラマン増幅器用励起光源開発 2024年07月03日
  • NEC,5G/6G向け光ファイバ無線システムを開発 2024年06月20日
  • 東工大ら,サブテラヘルツ帯CMOS ICで640Gb/s伝送 2024年06月19日
  • SB,独自アンテナで走行車にテラヘルツ通信 2024年06月05日
  • 古河電工ら,出力5kWの青色レーザー発振器を開発 2024年06月04日
  • 富士通,IOWN向け光伝送ソリューションの提供開始 2024年05月28日