三菱ロジスネクストは11月13日より,レーザー誘導方式無人フォークリフト「RACK FORK Auto(ラックフォークオート)」の発売を開始したと発表した(ニュースリリース)。
現在,生産・物流の現場において省人化・自動化・無人化のニーズが高まり,無人フォークリフトの需要も増加している。新製品は,レーザー誘導方式ならではの走行ルートの柔軟性に加え,より高揚高での入出庫作業と,車体の向きを変えず3方向(前方・右側・左側)の荷役が可能なスリーウェイタイプバッテリーフォークリフト「ラックフォーク」を備えた無人フォークリフト。
従来の磁気誘導方式は,走行ルートの床面に磁気棒の埋設工事が必要だったが,この製品はレーザースキャナで反射板を検出し自分の位置を把握して走行する「レーザー誘導方式」を採用している。そのため埋設工事が不要で,工場・倉庫の稼働を止めずに導入できる。
また,従来の磁気誘導方式は,ルート全域に対し床面工事をするため,導入後の走行ルートの変更が困難だったが,この方式は床面の施工が不要なため,レイアウト変更が容易。
さらに搭載する新複数台稼働管理システム「Route Optimizer(ルートオプティマイザー)」は,運行管理端末に登録した稼働指示に従い,レーザー誘導方式無人フォークリフトを複数台同時に稼働させることができる。独自の運行制御技術により,限られた空間で,それぞれの無人フォークリフトが最適ルートを選択し,作業の効率化を図れるという。