NECは,NEC Technologies Indiaを通じて,インドのチェンナイとアンダマン・ニコバル諸島を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を締結した(ニュースリリース)。契約先はインド国営通信キャリアのBharat Sanchar Nigam Ltd.。
この光海底ケーブルシステムは,チェンナイとアンダマン・ニコバル諸島のポートブレアほか7地点を結び,総延長距離は約2,300km。100Gb/sの最新の光波長多重伝送方式が採用される。
この敷設により,アンダマン・ニコバル諸島の通信環境が著しく改善することが期待されるという。これにより,電子政府や電子商取引の推進,教育の電子化など,インド政府によるデジタル・インディア政策に貢献するとしている。
同社は陸上に設置する光伝送端局装置,光海底中継器,光海底ケーブルなどの製造,海洋調査とルート設計,機器の据付とケーブルの敷設工事,訓練から引渡試験まで,全てをシステムインテグレータとして提供している。なお,深海8,000mの水圧に耐えられる光海底ケーブルを製造可能な同社子会社のOCCが,ケーブルの製造を担当する。