全国発明表彰,有機EL材料や位相差AFなど受賞

発明協会は,平成30年度全国発明表彰の受賞者を発表した(協会HP)。

この表彰は,大正8年の第1回帝国発明表彰にはじまり,文部科学省,経済産業省,特許庁,日本経済団体連合会,日本商工会議所,日本弁理士会,朝日新聞社の後援により優れた発明を完成した者,発明の指導・奨励・育成に貢献した者を顕彰することにより発明の奨励・育成を図り,我が国科学技術の向上と産業の振興に寄与することを目的としている。

今回,恩賜発明賞には「有機EL素子及び有機発光媒体の発明」で,松浦正英氏(出光興産),舟橋正和氏(出光興産),福岡賢一氏(出光電子材料韓国)の3名が選ばれた。この発明は,実用レベルの発光効率と長寿命を有する純青色有機EL発光を実現し,有機ELフルカラーディスプレーの実用化に大きく貢献したもの。

また,内閣総理大臣賞には「撮像面位相差オートフォーカス方式を実現するイメージセンサの発明」として,山﨑亮氏(キヤノン)が選ばれた。これは,デジタルカメラにおける高画質な撮影とスムーズなオートフォーカス(AF)を両立させるために,分離した画素(光電変換部)の光電変換部の感度が互いに重複するように工夫を施し,分離されていない画素と同等の感度特性を得ることに成功した発明。

平成30年度全国発明表彰式は,6月12日にホテルオークラ東京(東京都港区)にて行なわれる。

 

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