NEC,大容量光海底ケーブル「JGA」の建設を開始

NECは,日本・グアム・オーストラリアを結ぶ大容量光海底ケーブル「JGA(the Japan-Guam-Australia Cable System)」の建設を開始すると発表した(ニュースリリース)。このケーブルは,通信事業者などで構成されるコンソーシアムが企画・推進し,2019年末に完成の予定。

JGAは最新の光波長多重伝送方式を採用した総延長距離約9,500kmの光海底ケーブルで,最大設計伝送容量は毎秒36Tb/s。SEA-USやHK-Gとグアムで接続され,日本・オーストラリアと米国・アジア間の通信需要の増加への対応,ネットワークの冗長性の確保,高信頼な通信の実現に貢献するとしている。

なお,このケーブルの建設・運用には,海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT)の開発支援金や,NECキャピタルソリューションを含む日本企業からのシンジケートローンが活用されている。

その他関連ニュース

  • 香川大ら,大規模な空間多重光ネットワークを実証
    香川大ら,大規模な空間多重光ネットワークを実証 2025年04月02日
  • 古河電工,S帯集中ラマン増幅器を開発 2025年03月31日
  • 古河電工,ラマン増幅器用励起光源を大幅に省電力化 2025年03月31日
  • 東芝ら,1心ファイバーでデータと暗号鍵を多重伝送 2025年03月28日
  • NTT西ら,C+Lバンドの拠点間フィールド接続を実証 2025年03月25日
  • NEC,JAXA基金で光通信コンステレーション開発へ 2025年03月24日
  • 早大ら,テラヘルツ帯で4Gb/sの大容量無線通信実現 2025年03月11日
  • 富士通,800Gb/s光電融合プラガブルモジュール発売 2025年03月05日