竹中システムは,フルフレームシャッターカメラ「FCM12MHPL」(白黒)及び「FSM12MHPL」(カラー)を3月9日に発売する(会社HP)。オープン価格。
高感度のCMOSセンサーを搭載し,1,200万画素・60フレーム/秒の高解像度・高速動作での画像出力が可能で,高速で移動している対象物体から歪みのない画像を取得でき,従来のCMOS製品と比較した画像は固定パターンノイズが少ないといった特長がある。
ビデオ出力は8/10/12ビットのデジタル信号(Camera Link方式)で出力。ランダムシャッターが可能なので,任意タイミングのフルフレーム静止画を得ることができる。Camera Link経由のシリアル通信を用いて,カメラ動作設定値の外部制御が可能。
電源非重畳のCamera Link方式キャプチャーボード,電源重畳のPoCL方式のキャプチャーボードのいずれでも使用が可能。高速読み出し用途ではFull Configuration(カメラリンクケーブル2本使用),低速読み出し用途ではBase Configuration(カメラリンクケーブル1本使用)などと,用途によって接続方式を選択できる。
さらに,読み出しライン数を制限してより高速動作を行う任意本数の部分走査読み出しが可能。低速クロックモードにより,最長10mのカメラリンクケーブルによる画像伝送が可能となっている。
用途として,画像処理装置,外観検査,液晶パネル検査機器,基板実装検査装置,ITS用入力機器,高速・高解像度が要求される画像処理用途などを想定している。