日立,10,000 lmのレーザープロジェクターを発売

日立コンシューマ・マーケティングは,同社「9000シリーズ」最上位機種となるレーザー光源DLP®プロジェクター「LP-WU9100BJ」を,2017年12月下旬より発売する(ニュースリリース)。

この製品は,レーザー光源を採用した1チップDLP®方式で,明るさ10,000ルーメンを実現した高輝度モデル。約20,000時間という長寿命のレーザー光源を採用しているため,ランプ交換が不要となり,大ホールでのプレゼンテーション,デジタルサイネージやアミューズメントなど,長時間連続で映像投写を行なう用途に適している。

レーザー光源は,光源点灯から画面が明るくなるまでの時間が短いことが特長であり,また,消灯後の冷却も必要ない。光学エンジンを防塵構造にすることで,エンジン内部の光学部品へのゴミやほこりの付着を防ぐことができ,長時間にわたり明るさを保つことができる。

また,「HDCR(High Dynamic Contrast Range)」および「ACCENTUALIZER(アクセンチュアライザー)」を搭載した。「HDCR」機能は,照明などの影響を受けて不鮮明になりがちな映像の暗い部分を見やすく補正する。「ACCENTUALIZER」機能は,画像を小領域ごとに補正する「局所コントラスト補正」を行なうことで,陰影感・精細感・光沢感を強調し,鮮明な画像を映すことができる。

いずれも動画に対応しており,画像の特徴を解析し,リアルタイム処理を行なう。さらに,赤/緑/青/シアン/マゼンタ/黄の色ごとに,色相,彩度,輝度を他の色に影響を与えることなく個別に調整することができる「カラーマネージメント」機能も搭載している。

天井への設置や縦置き(ポートレート)投写はもちろん,360度全方位の設置が可能。また,「エッジブレンディング機能」により,複数台のプロジェクターを使用して継ぎ目のない大画面映像を投写することもできる。さらに,円柱や球状のスクリーンに歪みのない映像を投写できる「ワーピング機能」と併せて使用することで,湾曲した壁面などへの投写も可能。

光源の出力を20~100%の範囲において1%刻みで変更し,光量を調節できるので,並べて投写する場合でも隣り合う画面の明るさを簡単に合わせることができる。

オプションレンズは,固定超短焦点から超長焦点まで7種類を用意しており,スクリーンサイズや設置環境に合わせて選択できる。なお,これら7種類のオプションレンズは,既存の「9000シリーズ」にも使用することができる。

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