国立科学博物館,2017年度未来技術遺産を発表

国立科学博物館 産業技術史資料情報センターは,2017年度登録「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」を発表した(詳細ページ)。

同博物館では,わが国の科学技術(産業技術を含む)の発展を示す貴重な科学技術史資料や,国民生活,経済,社会,文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料の保存と活用を図るための調査研究を産業界・学協会と協力して従来から行なっている。

これらの資料は,近年の科学技術の急速な発展,技術革新や産業構造の変化の中でその本来の意義が見失われ,急速に失われようとしているため,そのような資料の保存を図り,科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として,重要科学技術史資料の登録制度を実施している。

今年度登録された15の資料のうち,光学関連のものとして「36型 HD(ハイビジョン)トリニトロンテレビ KW-3600HD」(ソニー),「フジカラーREALA」(富士フイルム),「NE式携帯用写真電送装置」(NEC)の3つが選ばれた。

このうち「KW-3600HD」は最初期の家庭用高輝度ハイビジョン受像機,「フジカラーREALA」は世界初の第四の感色層を有するカラーネガフィルム,「NE式携帯用写真電送装置」は世界最高性能の国産写真電送装置として,その価値が評価された。

キーワード:

関連記事

  • 東大 井手口拓郎氏が晝馬輝夫 光科学賞を受賞 デュアルコム分光法の先駆的研究で

    光科学技術研究振興財団は、独自に独創的な研究業績をあげ日本の光科学の基礎研究や光科学技術の発展に貢献したと認められる研究者を顕彰する「第7回 晝馬輝夫 光科学賞」の受賞者および「令和6年度研究助成」の採択者を決定したと発…

    2026.02.02
  • 光設計研究グループ、第29回光設計賞を募集

    日本光学会 光設計研究グループは、光設計分野における技術交流・研究活性化を目的として、「光設計賞」を実施している(募集HP)。 この賞は、光に関わる各種デバイスやシステムの研究・開発に携わる方の自薦の賞。研究・開発した成…

    2025.12.19
  • 【探訪記】NHKが描く放送メディアの未来とは-カメラ,ディスプレー技術の進化を追う

    展示会の様子 NHK放送技術研究所(NHK技研)は,2025年5月29日から4日間,世田谷区のNHK放送技術研究所内にて「技研公開2025」を開催した。これに先立つ5月27日にはメディア向けのプレス見学会が行なわれ,編集…

    2025.06.05
  • 富士通,大容量光伝送システムで市村産業賞を受賞

    富士通は,市村清新技術財団が主催する「第57回(令和6年度)市村賞 市村産業賞」において「通信ネットワークの電力効率向上に資する大容量光伝送システム」の開発業績が「貢献賞」を受賞したと発表した(ニュースリリース)。 同社…

    2025.03.14
  • ソニー,高密度RGBバックライトディスプレーを開発

    ソニーは,高密度LEDバックライトをR (赤),G (緑),B (青) の色ごとに個別に制御可能なRGB独立駆動パネルを採用し,大画面化にも適したディスプレーシステムを開発した(ニュースリリース)。 映画などの映像作品で…

    2025.03.14

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア