広大ら,産学連携での蛍光アスベスト検出技術で表彰

広島大学,シリコンバイオ,オプトサイエンスのグループは,内閣府の第15回産学官連携功労者表彰において「環境大臣賞」を受賞した(ニュースリリース)。

受賞対象となった事例は「「アスベスト迅速検出装置」の開発に係る産学官連携」。日本にはアスベストを含む建材が約4,000万トン存在しており,今後アスベストが使われた古い建物の解体のピークを迎えるため,飛散アスベストの対策が急がれる。

グループは,世界初となるバイオ技術を駆使してアスベストを蛍光で検出することに成功した(蛍光法)。従来の電子顕微鏡を用いる方法(数日から1週間)に比べ,格段に時間を短縮することができた(約1時間)。

この表彰は,大学,公的研究機関、企業等における産学官連携活動において大きな成果を収め,また,先導的な取組を行なう等,産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し,その功績を称えるもの。我が国の産学官連携の更なる進展に寄与することを目的とし,平成15年度より行われているもので,今回が15回目となる。

表彰式は,9月1日(金)に東京ビッグサイト(東京国際展示場)で行なわれる予定。

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