タムロンは,可視光域,近赤外光域の全域において高画質を実現した,3メガピクセル対応のバリフォーカルレンズ 1/2.7型2.8-13mm F/1.4の「M13VG2813IR」を8月1日に発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
監視カメラへの高画質化の要望が高まる中,カメラに使用されるイメージセンサーの高画素化が進むと共に,夜間監視においても高画素のカメラが積極的に使用されるようになった。そこで同社では,3メガピクセル対応の高解像を実現し,さらに近赤外光域においても性能劣化なく使用できるバリフォーカルレンズを開発した。
この製品は,非球面レンズやLD(異常低分散)レンズの採用と,高度な光学設計技術により,3メガピクセルカメラやフルHDカメラに対応する高画質を実現した。また,開放F値をF/1.4とすることで,メガピクセルでありながら暗所での使用を可能にした。メガピクセルに対応する高画質化を図りながら,最も使用頻度の高い焦点距離,2.8-13mmをカバー。特に広角側の焦点距離を2.8mm(画角:125.1°)とすることで,部屋のコーナーに設置して部屋全体の撮影をすることが可能。
さらに,色収差や近赤外域の性能,周辺解像を大幅に改善,可視域だけでなく近赤外域もメガピクセルの画質を実現した。これにより,可視光と近赤外光が入り交じる夜間においても,隅々まで被写体をクリアに撮影することが可能となった。また,色収差を極限まで低減する光学設計を行ない,色ニジミの少ない描写を実現した。画像に悪影響を及ぼすレンズ面での光の反射を防ぎ,さらにマルチコートを採用することで,フレアー,ゴーストの少ない描写を実現している。