エドモンド・オプティクス・ジャパンは,同社の「TECHSPEC® TitanTL™」テレセントリックレンズが,ビジョンシステムデザインの2017年度イノベーター賞プログラムにより銀賞を受賞したと発表した(ニュースリリース)。
ビジョンシステムデザイン2017年度イノベーター賞プログラムは,ビジョン及び画像処理業界で最も革新的な製品やサービスを評価する賞。受賞者は,イリノイ州シカゴで開催されたAutomate 2017において発表された。
このレンズは,大きな視野サイズを必要とするマシンビジョンシステムや測量アプリケーションに向けデザインされた,汎用性に優れたレンズ。自動車や電子部品検査,計測やゲージを始めとするアプリケーションに適しているという。
精度に優れた低ディストーションと0.1°未満のテレセントリシティを備え,1/1.8 型,2/3型,1型,4/3型の大きなセンサーフォーマットに対応している。111~374mmの作業距離と,様々な倍率オプションを備えた全16種類のタイプを揃える。
またフィルターの容易な実装を可能にするフィルターホルダーをレンズの後側に装備。118mm,182mm,242mmの実視野サイズバージョンを用意し,マウントフランジを実装しているため,追加の固定部品を使用することなくレンズの確実な固定や参照面設定が容易に行なえる。
カメラセンサー位置の個体差を調節するシムが付属するほか,可変絞りやカメラに対するレンズの向きを容易に調節可能な3点ねじ止め式のカメラマウントも装備する。欧州RoHS指令に適合し,520nmにおいてλ/4のMgF2反射防止コーティングが施されている。