五藤光学研究所は,小・中型ドーム対応の新型プラネタリウム「オルフェウス / ORPHEUSTM」を開発した(ニュースリリース)。
主恒星は6.55等星まで約9500個。〝緻密で美しい星空〟を提供するだけでなく,薄明薄暮や夕日の色合い,月食なども再現する他,全88星座の星座絵や各種座標をも投映することができる。
天の川を約800万個の恒星で再現。主恒星とは独立して調光できる機能を有する。さらに,これまでの投映機では不可能であった,恒星の等級差を自由に調整する機能を世界で初めて搭載した。これにより,都会の星空から宇宙空間で見る星空を再現できる他,星空解説に最適な星空を自在に作り出すことができる。
また,内蔵するデジタルシャッターの特性を活かし,星の光を客席までこぼすなどのエンターテインメント性を高めた演出はもちろん,傾斜ドームへの設置にも対応できる。さらに,全天周デジタル映像システムと融合したハイブリッド・プラネタリウムとして設置することでダイナミックな映像表現も可能。
わずか直径48cmの恒星球と新設計の惑星投映機構により,従来機よりも一段とコンパクトでスタイリッシュなボディーを実現。図書館並みの静粛性とともに星空を眺めることのできる,〝最適なプラネタリウム空間〟を実現するとしている。