オン・セミコンダクターは,低線量のX線でビデオ撮像を実現し,デジタルX線撮影における患者の安全性を向上する,新製品CCDイメージセンサー「KAF-09001」を発売した(製品ページ)。
この製品は,現行製品である「KAF-09000」と同じイメージング性能を備えているが,高感度ビデオモードをサポートした改良版の出力アーキテクチャを内蔵しているため,患者整位を容易にすると同時に過度なX線への暴露を最小限に抑える。
解像度は9メガピクセル,高い感度と低ノイズの12ミクロン(μm)ピクセルを備えている。新しいデバイスに組み込まれたクワッド出力設計は,最大20MHzの読み出し速度をサポートしており,3×3ビニングで動作時に,フル解像度フレームレートの10倍および 最大毎秒10フレーム(fps)のビデオプレビューを実現する。
この製品は,CuW冷却板を内蔵したRoHS対応CERDIPパッケージで標準およびエンジニアリ
グ・グレードが提供されている。気密封止型とガラス封止型のコンフィギュレーションで,モノクローム・スペクトル感度のデバイスが提供されている。