ニコン,新型研究用倒立顕微鏡を発売

ニコンの子会社,ニコンインステックは,2007年の発売以来,高い評価を得ている研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Ti」の後継機種となる「ECLIPSE Ti2」を発売した(ニュースリリース)。

価格(税別)は,8,620,000円(ECLIPSE Ti2-E標準電動モデル),3,770,000円(ECLIPSE Ti2-A標準手動ナビゲーション機能搭載モデル),3,280,000円(ECLIPSE Ti2-U標準手動モデル)。発売時期は2016年11月中旬。

新製品は,顕微鏡用デジタルカメラに搭載されるセンサーサイズの大型化,またPCの処理能力向上を背景に要求される大量データの高速取得に応える後継機種として開発された。また長時間観察に適した高い装置安定性を備え,さらに観察に集中できる直観的な操作性を可能にした。

ボディサイズはそのままに,大型センサーを搭載したデジタルカメラに対応するため,新設計した内部観察光路により大口径化を実現,クラス最大の広視野を達成した。また透過および蛍光照明装置にフライアイレンズを採用することで,視野の端まで均一な照度を実現し高速なタイリング画像の取得を可能にした。

また,高分解能観察,長時間観察で得られる画像データの品質は,顕微鏡の安定性に大きく左右される。新製品のうち「Ti2-E」では,フォーカシング機構の小型化と再配置により耐振動性能を大幅に向上。さらにZ駆動モーターの省力化と自動焦点維持装置(PFS)の分離により三次元方向への熱ドリフトを抑制している。自動補正環などのオプションアイテムも,画像品質の向上に貢献するとしている。

さらに,「Ti2-E」と「Ti2-A」は新機構として顕微鏡内部に各種センサーとカメラを設置し,常に顕微鏡の状態を把握することが可能になった。内部センサーとカメラの情報を統合しながら,世界初となる観察方法ごとの最適な操作手順をタブレットやPC上に表示する操作ナビゲーション機能を搭載。また観察方法に応じた適切な設定になっているかを即座にチェックする新機能も搭載した。さらに顕微鏡本体のスイッチやボタンの配置・形状を一新することで直観的な操作が可能になったという。

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