京セラの高演色LED照明,ビルの外観演出に採用

京セラは,同社の高演色LED照明「CERAPHIC®(セラフィック)」が,ワコールホールディングスの「ワコール新京都ビル」の外観演出照明に採用されのと発表した(ニュースリリース)。

これは紫色LEDとRGB蛍光体·光学設計技術の組み合わせによる,太陽光に非常に近い高演色の照明。可視光領域の色成分を幅広く含んだ色であるため,通常のLED照明では難しかった繊細な色彩表現が可能となっている。

今回,紫色LEDをベースとした4色(赤色,青色,緑色,白色)のLEDを調光し,これまでのファサード照明にはない色彩表現を国内で初めて可能にした。

また,このLED照明はその特長から,博物館や美術館などのディスプレイ照明や神社仏閣のライトアップ,さらに,医療用の手術灯や色彩検査など幅広い分野で採用されているという。

さらに,このビルには屋上に同社の太陽光発電システム(36kW)が設置されており,試算上,演出照明を1日約3~4時間点灯させた場合と同等の電力を発電できるとしている。