日立ハイテクノロジーズは,脳活動計測を用いて,脳トレーニングを個々人にカスタマイズして提供するブレインフィットネスプログラムを開発した(ニュースリリース)。
世界的に高齢化が進み,心身ともに健やかな日常生活を送る「健康寿命」の維持・伸長が注目される中,身体のみならず脳を鍛えたいというニーズが高まっている。一方で,脳活動が活発になる条件は個人によって異なるため,脳のトレーニングにあたってはすべての人に同じトレーニングコンテンツを提供するのではなく,負荷の掛け方を個々に調節することがニーズとしてあった。
同社は,これまで培ってきた脳科学の知見を元にブレインフィットネスプログラムを開発した。このプログラムは,脳トレーニング用のコンテンツと,光トポグラフィによる携帯型脳活動計測装置「HOT-1000」を組み合わせたもので,個人の脳活動の計測データを元にカスタマイズした,トレーニングコンテンツを印刷し提供する。
具体的には,チェック用のコンテンツで脳活動を計測した後,解析結果に基づき100種目のプログラムの中から,個人に適していると考えられるコンテンツを自動的に選択し印刷物として提供する。